オフバランスとは、事業運営に活用している資産や負債でありながら、貸借対照表(バランスシート)に計上されないことを意味します。 代表的な科目としては、リース資産や金融派生商品(金利スワップ・先物取引)などがあります。例えば、リース契約によって使用する資産 (車、工作機器、事務機器、コンピュータなど)は、貸借対照表上には資産として計上されません。リース料は、損益計算書の費用科目として計上されます。また、 為替や株式などの先物取引、為替の予約取引なども、実際に決済日が到来するまで貸借対照表に計上されることはありません。
これらの仕組みを利用して資産や債務を圧縮することをオフバランス化といいます。
日本では証券化によるオフバランス化は自動車ローンやリース債権を担保にしたものから始まり、借入金の返済にあてるため、不動産を証券化する動きへと広まっていきました。最近では、知的財産権や音楽レコードの原盤権など、無形資産にまで広がってきています。その一方で、時価主義会計の導入により、従来のオフバランス取引をオンバランスとして貸借対照表に計上しようという動きもでてきています。